徒然草(現代ver.)

COVID 19があるおかげで


f:id:quality1349:20200908212643j:image

どこにも出掛けられない

せっかくお休みをとったのに家に居るしかない

 

家にいるのが一番健康的なのかな

 

とか思ったり

 

せめてもの抵抗でベランダに出ては

 

タバコを吸うわけでもないのに何もせずに時間を潰して

 

ほのかに音を鳴らす室外機に風を当てられて

 

手持ちのイヤホンで好きな音楽を聞きながらゆっくり過ごして

 

見たくもない職場の夜の様子を見て

クソみたいに働くことへの反吐を吐いて

 

夜のコオロギの音や鈴虫の音色に耳を傾け

 

アホみたいに迷惑な暴走族の喧騒を聴きながら

 

あー、明日仕事かぁと

 

苦虫を潰したような顔で乾いた笑いをしながら

 

ビール片手に

 

でもそんなにお酒には強くなくて

 

すぐろれつが回らなくなるし、ベロンベロンになって何も考えられなくなるし

人生何を楽しみにして生きていけばいいんだろうとか

 

大げさで

 

かつ単純で

 

答えのないようなことを考えてしまって

 

スマホフリック入力でこういうふうにブログとか書いちゃったりして

 

この前の地方会の発表のときの緊張感とか

センター試験やマッチング試験の時期だなぁと思いを馳せ

 

でももう他人だから考えても意味がないなぁと

 

そんなことに考えを巡らせる自分に吐き気を催して

 

 

やってらんねぇ、やってらんねぇと

毎日毎日互いに言い続け

 

同期で励まし合い

 

俺の将来なりたいものって何だろうなって

ほらまた、難しい話を考えようとする

 

こういう難しい話をしたくないから

 

ゲーム界隈にどっぷり身を浸しているのに

 

どうもうまくいかなくて、どうあがいても離れられなくて

 

はーめんどくせ、と言いながら

 

溜まってもいない鼻くそほじってベランダで夜風に飛ばしてる

 

仕事のこととか勉強のこととか

一生懸命忘れようとしても忘れられなくて

 

自分の患者さんがなくなったときの

 

あのどこへもぶつけられない無力感とか

 

嫌いで嫌いで仕方なくて

俺には本当に何もできなかったんだろかとか

 

ご家族の人たちは本当は俺のこと恨んでるんじゃないだろうかとか

 

嫌な方向ばかり考えてしまって

 

医者って何なんだろうとか

 

命ってなんだろうとか

 

ほらまた、ほらまた!

 

難しい話ばかり考えてしまう

 

ラピュタ見ながら

 

バルス!」とか

 

言ってるだけの人生が良かったなんて

 

そんなやついねぇか、さすがに

バルス担当

 

なんで人って死ぬんだろうとか

 

自分の大事な人が

 

亡くなったとき

 

あの感情

 

二度と味わいたくなくて、医者になったのに

 

患者さんが「ありがとう」って毎日言ってくれてたのに

 

俺は

 

何もできなくて

 

 

どんどん衰弱していって

 

せん妄で時間とか場所とか分からなくなっていって

 

それでも

 

オレの名前だけ、しっかり覚えてくれていて。絶対に忘れることはなくて。

 

忘れてくれれば…忘れてくれれば…って思う自分がどこかにいて。

 

でも、自分のことを覚えようとすることで、頑張って頑張って自我を保とうとしていたのかなとか

 

でもちゃんと、俺の名前を呼んで、手を握って

いつもありがとう、明日もよろしくねなんて

 

でも何もできなくて

 

なんで、なんでここまで自分は無力なんだろうとか考えちゃって

 

何故かすごく引っかかって

 

すごく疲れちゃったときに

 

CoD mwとかで、色んな人たちが一緒にゲームやってくれて、誘ってくれて

そういうことを忘れさせてくれる

本当に感謝してる

 

それでもどうしてもこういう気分になるときがあって

なんで、なぜ、もう少し自分がなにかできたら、とか

 

考えちゃって。考えちゃって。

 

考えたくもないのに。頭の中に入ってくるのが。

とても嫌だ。

嫌だけど、やるしかないって

やるしかないんだって

そう言い聞かせて

 

また明日もヨレヨレの白衣を着て

 

あがいてあがいて、未熟なりにできることをやって

 

人を助けたいと思う。