『腕』についてのお話

やっと暑さから解放されてきたと思えば、今度は不安定な天気が続いて雨なのか晴れなのか…

という微妙なシーズンですね。

 

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タイトル通り、今日はに関するお話です。

 

まず前提として、腕は太さや長さで語られることが多く、『マッチョ』『ガリガリといった身体の特徴を示す指標の一つとして使われることが多いです。『あの人は腕が太い、スポーツマンかな?』などと予想することもあるはずです。

 

では、腕が太いと必ずスポーツマンか?と言われればそうでもなく、一日中デスクワークをやっていてもちゃっかり筋トレしていてムキムキの人はいるし、また長距離ランナーのようなしなやかな筋肉とかは服を脱がないと意外と分からないもんです。

 

私は、『腕はその人の歴史を表すもの』だと考えています。

腕はとても多くの数の筋肉からなっており、どの筋肉をどれくらい使うかにより、『腕』の形を多彩に変えていきます。

例えば細かい作業をする人なら前腕の総指伸筋などがよく発達する、といった感じです。その人がそれまでたくさん使ってきた筋肉がピックアップされてくるものです。では野球など肘や肩を大きく動かすスポーツをやっている人はどうか?その場合は前腕よりも上腕の筋肉をよく使うために、上腕の筋肉群が発達しやすい傾向にあります。そしてその人がデスクワークや勉強などを頑張ってる場合、前腕の筋肉群も同様に発達してくるかもしれません。

 

自分はつい、人の腕を見てしまいます。

それは腕フェチだから、というわけではなく、その人の歴史を如実に再現している部分だからです。え?腕フェチじゃないですよ、ええ。

 

目の前の彼、彼女が、一体何に人生を注ぎ込んできたのか。

『彼は前腕の伸筋群がよく発達している、きっと勉学を頑張った人なんだろう。いや、あるいは細かい作業をしているのか?職人さんかもしれない。』

『上腕の屈筋群が凄い。スポーツをよくしているのかな?そういえば、指を動かすための筋肉もすごい。もしかして文武両道で頑張っている人なのかな。あるいは実は繊細なことが得意なのかも?裁縫とか絵を描く事とか。』

言い出したらキリがないくらいに、推測が捗ってしまう。ヘッヘッヘ_:(´ཀ`」 ∠):

 

これって結構面白いんです。必ず社会に出たら初対面の人とマンツーマンで話す機会があります。そういう時、顔や雰囲気だけで第一印象を決めてしまうのはもったいない。たまには違う視点から人を見てみるのも、人生の楽しみの一つとして消化したい。

 

もちろん顔にも筋肉がたくさんあり、一つの判断基準となるかもしれませんが、人間が作業で使うのは多くの場合、『腕』です。

 

この人はどんな人なんだろうか?

もしかして秘めた特技を持っているんじゃなかろうか?

あれ、自分と同じような腕をしている?

 

そういった目で他人の『腕』を見てみるのも良いんじゃないでしょうか?

 

『腕』は人間性如実に再現し、その人が歩んできた歴史をその多彩な容貌で表現する、そういうものだと思っています。

それはいかなる形であれ『ほっそ』『みじか』などと、一つの側面だけ見て批判的な目で捉えるものではない。大事なのはその細かく多彩に形作ったその人の歴史であり、決して、太さ、長さ、美しさだけではない。

 

人間の中身を見る、というのは別に外見を見るなということではない。多様性にあふれた外見から垣間見える内面を観察しよう、という事である。自分はそう考えています。

 

上から目線の真面目な話ですみません(`・ω・´)